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2014年11月23日 (日)

歌の力

昨夕は明治神宮前駅近くのライブハウス「ひまわり広場で手をつなごう」へ。

女性4人と男性1人のシンガーソングライターが順に出演する中で、お目当てはこの人。

Inaho

ピアノ弾き語りのinaho(いなほ)さん。

路上ライブで鍛えたらしく、なかなか聞かせる歌を歌う。

印象的には、女性シンガーソングライターの絢香とかアンジェラ・アキとかの系列かなぁとアタクシ的には感じるのだが、本人が目指しているところは全然違うと怒られるかもしれない。なんせ、ひょんなことでこの人の存在を知ったばかりなので、本当のところはよく知らないのだ。

ライブも初めて拝見したのだが、容姿も声も曲も素直で飾らない美しさを感じるという点で一致している。もしかしたら、これからの日本社会にこそ求められていた歌手の出現かもしれない。

共産主義の欠陥が東西冷戦の終焉によって証明されたあと、米不動産バブルの崩壊やリーマン・ショックで資本主義の欠陥も明らかになってきた今、世界は「資本偏重主義」の見直しへと動いている。欧州の自然環境や宗教的倫理を重んじる社会を目指す動きや、日本でも中小企業を中心に大きな波を描きつつある「人本主義」「会社主義的資本主義」といった考え方だ。簡単に言えば、経済の基本単位をなす個々の会社が株主偏重から社員尊重へと移行することにより、バランスのとれた平和で暮らしやすい社会を築こうということになる。

そうした社会を目指す中では、奇抜でドラスティックなことをやりたがり、他人を蹴落としてまで上昇したがる人よりも、自然な気持ちで自然を愛し、素直で感性豊かな心を持つ人のほうが愛されるようになる……というわけだ。

inahoさんがこの日歌った中の「家族として」という曲の一節。

〽この広い世界で家族として出会えたことが 幸せです 幸せです 幸せです ありがとう

年のせいでしょうか、涙なしでは聞けません。

それにしてもと、つくづく思うのは、歌を歌えるっていいなぁということだ。いや、もちろん、おらだって歌くらい歌えるし、カラオケが大好きだ。だから、そうじゃあなくて、人を感動させられる歌を歌えるかどうかということだ。

東日本大震災のときに多くの歌手が避難施設に駆けつけ、被災した人々は彼ら彼女らの歌に元気づけられ、励まされた。歌のうまい人の歌にはそういう力がある。だが、おらが歌ったら石を投げつけられるだけだ。だから、歌で人を感動させられる人がうらやましい。

震災のとき、避難施設じゃなくて、救援出動した航空自衛隊の駐屯地にギター一本抱えて乗り込んで慰労コンサートをした長渕剛の動画がYouTubeにアップされていたが、カッコよかったなぁ。

歌の力、音楽の力というものを改めて考えさせられた一夜でした。

inahoさんのライブ予定などはこちらオフィシャルサイトで↓。

http://inaho071111.web.fc2.com/

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