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2015年4月16日 (木)

山田耕筰没後50周年

休み♪ 

数日前の日経新聞で知ったんだが、今年は山田耕筰の没後50周年に当たり、各地で記念コンサートが予定されているんだそうだ。早速、ネットでググってみると、二期会WEEKというところが赤坂のサントリーホールで6月22日に開くコンサートが目についた。というのも、「スペシャルゲスト新垣隆」とあったからだ。この人、最近、テレビにもよく出ていて、けっこう売れっ子になっている。もともと才能がある人らしいから、ゴーストライターをコクって正解だったなあ。

ときに、山田耕筰といえば「赤とんぼ」「この道」など日本人ならすぐに口ずさめる唱歌で知られているが、日経の記事によれば日本で最初に交響曲や管弦曲、オペラを作曲した人で、単に曲を作ってみただけではなく、「シベリウスやバルトークら同時期の欧州の作曲家に比肩し得る存在だったといえる」という。へぇ~、そうなんだ。だけど、待てよ、山田耕筰の交響曲なんて聴いたことないぞ。

そこで、わがまちの図書館の蔵書ならぬ蔵CDをネットで検索すると、20件ヒットした。そのほとんどがクラシック系のソプラノ歌手なんかが歌った歌曲。おらのiTunesライブラリーには同じ歌を演歌歌手やフォークソング歌手、ポップス歌手らが歌っているのがあるので、あんまり食指が動かない。でも、最後の3件に「山田耕筰の遺産」というシリーズものがあったので、それを予約。

きょうになって図書館から準備ができたというメールが入ったので、床屋に行った帰りに借りてきた。これ↓

Photo

全12巻のうちの3巻で、「山田耕筰の遺産 10 管弦楽曲編」「山田耕筰の遺産 11 器楽曲編」「山田耕筰の遺産 12 指揮編」の3枚。全12巻のシリーズなのに、検索リストによると図書館にはこの3巻しかない。なぜだろう。他の9巻は歌曲が中心だから、他の山田耕筰ものと重なるから節約したのかもしれない。だけど、図書館なんだから、全集は全集ですべてそろえるのが普通だろう。借りるほうだって、全集をすべて借りて揃えることで喜びと倹約感が増すってぇもんだ。

んで、早速、わがiTunesに取り込んで、Foobar2000で聴く。管弦楽曲編の「明治頌歌」というのは壮大な交響詩。幕末から明治維新を経て近代日本を築く過程を描いたのだそうで、確かにシベリウスと比べて遜色ない、のかもしれない。演奏しているのは、なんとベルリン・フィル。おお日独枢軸国の共演というわけか。戦前にベルリン・フィルを指揮した日本人は3人いて、そのうちの1人が山田耕筰なんだそうだ。

ただ、音が非常に残念。なんせ、1938年の録音である。戦前のことで、もちろんテープレコーダーなんかなかったから、おそらくアコースティック録音というやつだろう。蓄音機で音を拾って、レコードの原盤に直接溝を彫りこむやつだ。

ただ、同じ交響曲でも指揮編はけっこう雑音が少なくて聴ける。ベートーヴェンの「運命」やブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」、ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」などおなじみどころを山田耕筰が指揮をしている。こちらは日本のオーケストラだ。山田耕筰という人は、結婚してすぐ別の女性と恋愛するなど、おらからみればとても人間らしくて愛すべき人なんだが、楽団員からの人望がなくて、何回もオーケストラを結成しては解散に追い込まれたらしいから、そのうちのどれかの演奏ということになるのだろう。

あと、器楽曲編はおなじみの頌歌(あるいは歌曲)を協奏曲風に仕上げたものが中心。雑音も比較的少なく、中にはバイオリンの音がとても生々しく聴こえるものもあって、びっくりした。これが、電気を介さない録音の特性なのだろうか。微かな雑音さえ頭の中で除去すれぱ本当に近くでバイオリンを弾いているようだと言っても過言ではない。

この山田耕筰のコンチェルトは、もっと中学校の音楽の時間に取り上げればいいのにと思う。「荒城の月」を小学校高学年で歌って覚えたら、今度は中学校でバイオリンコンチェルトの「荒城の月」を聴く。聞き慣れたメロディーが荘重な編曲で、あるいは超絶技巧的なテクニックを織り交ぜたりして次第に盛り上がっていくのを聴けば、「おお、格好いいなぁ」と思うこと請け合いだ。

いきなりベートーヴェンなんか聴かせて、「彼の苦悩は…」なんて始めるから、おらみたいにクラシックの食わず嫌いになっちゃうんだ。やっぱり、馴染みのある曲から入らないと。うん、そうだ。日本人は山田耕筰だ。今度は、現代のオーケストラの演奏を最新の録音技術で収録したものを聴きたい。「明治頌歌」なんか楽譜くらい残っているだろうに…。

ときに、蓄音機で思い出すのはふるさとの実家の3軒隣のえっちゃんのことだ。小学校へ上がる前はよくえっちゃんちへ遊びに行って、ラッパ状の拡声器がついた蓄音機で「お猿のかごや」や「かわいい魚屋さん」を聴かせてもらった。まだ、ステレオやポータブルレコードプレーヤーが普及する前のことだ。ひな祭りに招待されたこともある。小学校も中学校も別のクラスで次第に疎遠になったが、幼い想い出を共有する大切な幼馴染としてずっと気にかけている。20年ほど前に田舎でばったり再会し、近況を告げあったけど、その後はどうしているのやら。ご両親とも他界されたが、家族に恵まれて田舎で幸せに暮らしていると風の便りに聞いてはいる。

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