« 長野で同級会 | トップページ | いいものみっけ♪ »

2015年6月28日 (日)

太く短く生きるor細く長く生きる

図書館へ。

TSUTAYAではなくて図書館でCDを漁ることの利点は無料であることに加えて、思いがけないアルバムに出逢えるということだろう。きょうも、石原裕次郎の「甦る太陽」というアルバムを見つけて借りてきた。TSUTAYAにはこんな古いCDは絶対に置いてないだろう。

52831628

石原裕次郎のCDはすでに2枚組のベストアルバムを持っているので、そこに収容されていない楽曲の入ったCDを探すのはなかなか難しく、この「甦る太陽」というアルバムも10曲のうちダブらないのは3曲だけなのだが、6曲のタイトルのそれぞれにメッセージと追記してあるのが気になったのだ。

「もしや…」と思って、家に帰って早速、iTunesに取り込んでから聴いてみたら、案の定、裕次郎が大病して復帰した直後に、ファンへの感謝を込めたメッセージを吹き込んだものだった。テイチクらしい殺風景な解説書には歌詞が載っているだけで、何にも説明がないが、慶応義塾大学病院を退院した1981年の秋だと本人がメッセージで語っている。

石原裕次郎というのは、小生の長年の憧れである。なんであんなにカッコいいのだろう。カッコいいうえに、別に誰かに習ったわけでもないのに歌がうまい。うまいというよりは魅力的な声と歌い方だ。持って生まれた才能なんだろうなぁ。

石原慎太郎の『弟』を読んでみても、映画スターになるべく星の下に生まれた男なんだろうなぁとつくづく思う。まばゆいばかりの幸運とその幸運の裏返しの必然とでも思わせるような早逝という不運の両方をわれわれに見せてくれた。

享年52歳。彼の年をはるかに上回ってしまった小生は、最近、「太く短く生きるか、それとも細く長く生きるか」と先輩に迫られた。

今、小生はとても恵まれた職場にいる。月15日勤務なので年金を減らされることもなく、新聞記者時代とほとんど変わらない仕事をして、日々の生活に困らない報酬をもらえている。月2回発行の新聞を作っているので、抜いた抜かれたの心配はないし、夜討ち朝駆け取材も不要だ。つまりストレスゼロで仕事ができて、平日もたっぷり余暇を楽しめる。

ただ、こんな恵まれた生活がいつまでも続けられるわけではない。最長5年の有期職員の身であるため、残り1年と10カ月で退職しなければいけないのだ。

そこへ、ある団体の事務局に勤めている先輩から、「ウチに来い」との誘いである。先輩の職場は週5日勤務に加え、給与も半分以上減る。それでも、1年10カ月後なら、二つ返事でお世話になることにしただろう。だけど、すぐ来てほしいという。それで逡巡していると、来年の4月からでもOKということになった。

1週間悩んだ末、「来年の4月からでも良いということであれば、お世話になります」と返答した。今の恵まれた職場には再来年の3月までいられるのに、最後の1年を捨てることにした。残念だが、仕方がない。今の職場に雇用期限が切れるまでいたら、その後に路頭に迷うかもしれない。呼んでくれる人がいるうちが花だと考えた。先輩と2人だけの職場だが、昇給・昇格もあり、健康なら80歳でも90歳でも働き続けられる(というか進退は自分で決めるらしい)というから、食っていくためには仕方ないだろう。とても、年金だけじゃ生活していけないし…。

若いころから圧倒的に「太く短く生きる」ことに敬意を表してきたのに、この期に及んで「細く長く生きる」ほうを選んだ私がいた。

石原裕次郎の唄『我が人生に悔いなし』に、「長かろうと短かかろうとわが人生に悔いはない」とあるけど、長いほうがいいんだろうな、やっぱり。

« 長野で同級会 | トップページ | いいものみっけ♪ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/594586/61806906

この記事へのトラックバック一覧です: 太く短く生きるor細く長く生きる:

« 長野で同級会 | トップページ | いいものみっけ♪ »

無料ブログはココログ

最近のトラックバック

ウェブページ