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2017年2月22日 (水)

たまにゃあ歌謡ショーも良いもんだべ

仕事のつき合いで、必ず観に行くことを条件に明治座のチケットを2枚もらった。演し物はこれ↓
 
Photo
(チラシ)
テレビは朝のNHKニュース以外に見ないので、恥ずかしながら、「福田こうへい」という演歌歌手を知らない。だけど、仕事のつき合いだし、午後から会社をサボれるので、行かない手はない。
 
というわけで、結婚してからこの方、演歌を聴いているところを見たことがないうちのカミさんを一応誘ってみると、意外や二つ返事で「行く」という。よほど暇なのだろう。
 
で、行ってきた。
 
16:30に第1部の舞台「母ちゃんの浜唄」が開幕。
 
Photo_2
(明治座のホームページより)
 
人情喜劇なんだけど、「昭和30年代」「東京オリンピック目前の高度成長期」「岩手の漁村から集団就職で上京」という映画「三丁目の夕日」にも似たありがちなテーマ設定がいけなかった。
 
開演後30分経過したあたりでは、腕時計をみながら「あと1時間もあるのか、退屈だなぁ」と思っていたにもかかわらず、同45分あたりでうかつにも涙をこぼしてしまい、同60分あたりになると込み上げてくるものを止められなくなり、同75分あたりからは号泣してしまった。周囲に覚られないように照明の暗いうちに涙をふき取り、濡れたハンカチを見ながら、自らの単純すぎる感性にそっと恥じ入る始末。
 
懐かしのNHK朝ドラのおしん役で有名な小林綾子ら脇を固める役者陣が達者なうえ、主役の福田こうへいも、地の岩手弁で自然な演技ができている。
 
途中、30分の休憩をはさんで、18:30第2部のコンサートが開幕。
 
Photo_3
(明治座のホームページより)
いや~歌ったり90分間。持ち歌をはじめ、民謡やスタンダード歌謡など数えていなかったが10曲は優に超えた。ちょっと音が割れるほどデカすぎて、とくに高音がキンキン響いて耳ざわりで、このPAは何とかならないのかいとも思ったが、次第に慣れてしまった。
 
普通のバックバンドに加え、若手邦楽家も従えて、司会者との軽妙洒脱なしゃべくりを交わしながらたっぷり熱演。バックの若手邦楽家は全日本コンテスト1位を誇る名手揃いらしく、尺八や津軽三味線のソロ演奏も楽しめたし、名曲「無法松の一生」では福田こうへい自身が歌に加えて和太鼓の乱れ打ちを披露するひと幕も。
 
知らなかったが、この人、昨年末のNHK紅白歌合戦に出演するなど、かなりの人気者らしい。
 
岩手弁混じりのしゃべくりもうまくて驚いた。
 
父親は民謡歌手だそうで、その点、おらの好きな吉幾三と共通する。司会者との掛け合いによると、デビュー作の「南部蝉しぐれ」は本来、父親のために作られたのだそうだ。その父親が逝去してしまったので、父親の跡を継いで民謡歌手となった福田こうへいが歌うことになった。CDを自費制作したところ地元で2万枚も売れたので、レコード会社が目をつけ演歌歌手としてデビューするよう勧められた。しかし、民謡歌手として日本一になるまで待ってほしいといったん断る。その2年後にコンテストで見事日本一となり、演歌歌手デビューを果たしたのだそうだ。
 
やはり民謡出身の歌手は上手い。素直というかクセのない普通の歌い方なので、欲を言えばもうちょっと声に〝味〟があるといいんだが…。反対に決して歌が上手いとは思わないが、味のある石原裕次郎の歌い方が好きなおらの印象である。もう少し音量を下げるというか、ささやくような歌い方をマイクを通さないで聴いてみないとわからない面もあるけど…。
 
さて、うちのカミさん。「これほど充実した内容なら、自腹で観ても良いね」とすっかり満足した様子だった。 

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